heart and cold~私には貴方だけ~【完】
ドキッ
心臓が思いっきりはねた。
いや…でもなんもやましいことはしてな…………?
あのときあたしははるき君を突き飛ばしたけど…
それってはるき君があたしに…?
だめ。考えちゃ駄目っ
「すみません!実は、少し前から居ました。でも、彼はトイレに行っていてその間に上村君がいらっしゃったんです。」
ひきつらないように笑ってみる。
「何のために?」
上村君が探ってくる。
どんどん掘り下げていくつもりだ。
なんか怖い…
でも言うしか…
「あたしが…「俺が、夏目さんのお母さんに頼まれて様子を見に来たんだよ。」