heart and cold~私には貴方だけ~【完】
ふと目に入った空
さっと見れば時計の針は午後3時
ガバッ!
びっくりして体を起こした。
「どしたの?」
はるき君は、二度寝しそうなたるんだ目であたしを見上げた。
どしたの?なんて、のんきすぎる。
「お昼過ぎているなんて…まだ家事が終わっていないのに!」
今朝考えておいた日程が狂いまくった挙げ句、寝過ごすなんて最悪だ。
…最高なことも無かったわけではないけれど。
「くぁ~…」
のん気にあくびをするはるき君。
そして一言
「だいたい全部終わらせといたよ」
あたしの耳にそう届いた…