heart and cold~私には貴方だけ~【完】
7,桜散る
ー夢喰いー
いつものように愛想笑い。
いつものように周りに合わせて話す。
でも、一人で食べていたお弁当は、3人になっていた。
「櫻坂くんのお弁当って、いつも豪華だよね~」
「そんなことないよ、長野さん」
…あたしとはるき君だけだったら嬉しいけど、長野さんがいらっしゃるのです…
「長野さんはいつも購買のパンですね」
「そこツッコまないでよ、夏目!」
「「あはははは~」」
なんか、長野さんと2人だと普通なんだけど…
はるき君が入るとあたしへの態度が少しきつく感じる。