heart and cold~私には貴方だけ~【完】





ゆっくり歩きすぎて、辺りはもう暗かった。



家に着けば、不思議と頭がすっきりしていて



家事もいつも以上にテキパキこなせた。



予習復習だって、いつもは明日の教科の予習とその日の教科の復習なのに、全教科の予習復習をしてしまったほど。



どうやらテキパキし過ぎたようで、ベッドに入る時間がいつもより一時間も早かった…



「は―…」



でも眠くないあたしは入っただけで、眠らずにため息をつく。


テキパキこなしたせいで



忙しさが過ぎた今は頭が空っぽで



ただただぼーっとする。



このまま放っておけば勝手に眠りにつくかな?



ふと脳裏に浮かんだはるき君の笑顔。



会いたい…





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