heart and cold~私には貴方だけ~【完】
泣きたいときに、泣けなくて
心が崩れてしまいそうなとき
気づけばそばに、青空のような貴方がいた。
そっと包まれたとき、日だまりのように温かくて
こんなあたしのいろんな思いを聞いてくれた。
彼が“さくら”を春の空に返してくれた。
『大丈夫』って思えた。
「ふぅ―…」
はるき君がいる限り、あたしは大丈夫。
昨日のことなんて何があったかわからないけれど、彼を信じよう。
あたしを温かく包んでくれるあなたを、今度はあたしが包みたい。
青空に誓った───