heart and cold~私には貴方だけ~【完】





一歩一歩、踏みしめながら進む。



足音は噴水でかき消されて、璃花は気づかない。



声が聞こえそうな距離まで来て止まる。



手を伸ばせば届きそうで、届かなそうな距離。



「璃花」



名前を呼んだ。





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