heart and cold~私には貴方だけ~【完】
不安とかが一息ついて、あと少ししたらいつ会っても平気なようになるはずだったのに
「璃花」
振り返らなくてもわかる大好きな声。
「もっと俺に言ってよ。ちゃんと不満でも文句でもぶつけて欲しいんだ。」
すぐに見抜かれて、いきなり重なっている唇。
まだキチンと話せていないのに。
…そう思うくせに、触れられることが嬉しくて離れない体。
大人しく抱きしめられて、キスされてしまう。