heart and cold~私には貴方だけ~【完】





また息が限界になって離れる。



「はぁ…はぁ…」



肩で息をするあたしは、どうしたらいいのか頭をフル回転させているのに



まだまだとでも言うかのように、落ち着いているように見えるはるき君がまた顔を近づけてくる。



「ちょっと、待って!」



慌ててはるき君の顔を両手で抑える。



「何?」



静かな声色は、少し熱を帯びていてドキッとした。





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