heart and cold~私には貴方だけ~【完】
ズキッ
「さくら…ざか、はるき君…」
───あたしを嫌ったさくら…
───あたしの枯れたさくら…
良い人だと思ったのに…
きっとまたさくらは人を惑わすんだ。
「どうかした?」
「ううん!さくらざかはるき君ね。わかった!ありがとうね…」
言い終わったくらいであたしは屋上に足を踏み入れることなく、欲していた心地よさも感じることなく
その場を去った…