heart and cold~私には貴方だけ~【完】
ぶっちゃけ大変で、過酷だったと思う。
それでも、努力した分だけ出る結果が嬉しくて続いた。
どんどん努力が結果に表れていくと、女子はとうとう俺を放って置かなくなった。
夏休みには部活にわざわざ来て差し入れとかもってくる奴らがいたり、遊びに誘おうと待ち伏せている奴らがいたりした。
こんなに女子にアタックされてるのに、全然俺は動じなかった。
夏休みで奴らに対して唯一心配したのは、熱中症で倒れて騒ぎになったりしないかどうか。
ひどい奴かもしれないけど、そのときの俺は自分を磨くことにはまっていて、普通のなんの努力もしないような奴らにこれといった興味はなかった。
無かったんだ…────