heart and cold~私には貴方だけ~【完】
壇上に上がった夏目 璃花は、まさに容姿端麗で主席合格なんだからもちろん成績優秀。
周りに臆しない堂々とした態度は、緊張するしないではなく、周りに『興味ない』という感じで、“俺に似ている”と思った。
それから彼女を探し、目で追うようになった…
そのときの俺は、初めて湧いた人への興味にわくわくしてて、彼女はただ俺の観察対象みたいなものだった。
変わったのは、あのとき…
彼女が深い傷を負い、うなだれているのを見てしまったとき…