あいつと俺様
親に紹介
【蓮side~】
「その顔、超可愛い・・」
恋がそんなことを言う。
多分口に出してないつもりなんだろうな・・。
「おい、心の声とやらが漏れてるぞ。・・俺は可愛くなんてないぞ?」
俺はニヤッとして恋に顔を近づける。
恋は慌てて後ずさる。
「な・・なに!??」
車のドアと俺に挟まれて逃げ場を失う恋。
ドアという壁に手を置き恋の耳元へ唇を近づける。
「・・・恋のほうが何倍も・・可愛いから」
フッと息をかけ、耳を甘噛みする。
放心状態の恋に向かって言う。
「俺様を可愛いなんて言うからしかえし♪あ、恋の方が可愛いのはマジだから。」