君に恋愛中
自動販売機の前にある椅子に座った

あんな顔見たことない

てか、なんであんな顔したの

あー、もう。

わけわかんない!!

買ったジュースを飲もうとした時だった

「こんなとこに居た。次、移動やから早くいこ?」

無駄にお節介の千夏が探しに来てくれた

「あー、うん。てかさ、滝野君彼女居た」

「えー?嘘?」

驚きを隠す事もなく、予想通りの反応だった

「嘘なんか言わないよ~。てか、31おごって」

ちらっとこっちを見たがすぐに前を向いて頷いた

「ついでに家まで送ろうか?昨日の滝野の真似ならするけど?」

「絶対嫌。アイスだけ奢って~」

くだらないおしゃべりは長く続く事はなく、すぐに教室に戻った






< 18 / 79 >

この作品をシェア

pagetop