勇者34歳
◆一癖も二癖もある仲間たち
まずは
入社以来悪友といえる関係を築いた
イルルに声をかけてみる。
「ぷっ…34歳の勇者w」
予想どおりの反応だが
ここでめげてはいけない。
「イルルは刀も使えるし素手でも戦えるし、適任だろ。」
見た目が可愛らしく
29歳という年齢を感じさせない幼い外見だが
実は刀を自在に使いこなせる特技がある。
難点は毒舌、ワガママ。
「延々と普段着ばかり作り続ける作業よりはいいか」
忘れていたが、
織工ギルドも今は地震からの復興で
服を大量生産している。
「作っても作っても終わらねんだ。」
いつの間にか寄ってきたリーヴェも愚痴を言う。
「会社辞めてぇw」
ここでリーヴェまで釣れるとは
ラッキーなのかアンラッキーなのか。
何しろ俺はリーヴェの特技を知らない。
「辞めたいならついてくればいいんじゃw」
「そうすっかw」
オマエが一緒にいたいのは
イルルじゃねぇのかと
心の中ではつっこみつつ
リーヴェの本当の動機はスルーした。
入社以来悪友といえる関係を築いた
イルルに声をかけてみる。
「ぷっ…34歳の勇者w」
予想どおりの反応だが
ここでめげてはいけない。
「イルルは刀も使えるし素手でも戦えるし、適任だろ。」
見た目が可愛らしく
29歳という年齢を感じさせない幼い外見だが
実は刀を自在に使いこなせる特技がある。
難点は毒舌、ワガママ。
「延々と普段着ばかり作り続ける作業よりはいいか」
忘れていたが、
織工ギルドも今は地震からの復興で
服を大量生産している。
「作っても作っても終わらねんだ。」
いつの間にか寄ってきたリーヴェも愚痴を言う。
「会社辞めてぇw」
ここでリーヴェまで釣れるとは
ラッキーなのかアンラッキーなのか。
何しろ俺はリーヴェの特技を知らない。
「辞めたいならついてくればいいんじゃw」
「そうすっかw」
オマエが一緒にいたいのは
イルルじゃねぇのかと
心の中ではつっこみつつ
リーヴェの本当の動機はスルーした。