勇者34歳
「イルルちゃんも行くの?」
イルルのお袋さんが出てきた。
61歳現在無職。
教会横の病院でバイトしているらしい。
「心配だわ。ママもついていこうかしら。」
イルルのご両親の仲は
南極が生温く感じるくらい冷えきっている。
あんたも旦那を置いて脱走したいだけじゃないのか。
とか思いつつ曖昧な笑顔で誤魔化す俺。
大人の対応である。
それに回復魔法が使えるイルルのお袋さんは
誰よりも役に立つ…かもしれない。
イルルのお袋さんが出てきた。
61歳現在無職。
教会横の病院でバイトしているらしい。
「心配だわ。ママもついていこうかしら。」
イルルのご両親の仲は
南極が生温く感じるくらい冷えきっている。
あんたも旦那を置いて脱走したいだけじゃないのか。
とか思いつつ曖昧な笑顔で誤魔化す俺。
大人の対応である。
それに回復魔法が使えるイルルのお袋さんは
誰よりも役に立つ…かもしれない。