勇者34歳
「魔族は基本的に手を組むだけや。たまに忠誠を誓うヤツもおるけどな。」
魔族にも色々いるんだな…。
「でもここ数年は忠誠を誓わんヤツのほうが多いんや。」
ここ数年…?
もっと前は魔王に忠誠を誓うヤツも
それなりにいた、みたいな。
そんな言い方だ。
「人間界も荒れとるけど、魔界も荒れとるんや。」
「人間界が荒れてるのはオマエらのせいだろ!」
イルルが怒鳴った。
「こっちの荒れ方の比じゃないし。」
「くそが!盗人猛々しいとはこのことだ!コイツ殺してやる!」
イルルちゃんの導火線が短すぎる…。
「まだ必要な情報を聞いてないから永久に沈黙させちゃダメだ。」
リーヴェが必死でなだめている。
「人間も一緒やろ。政権が揺らいだら日和見するやろ。」
そのとおり。
なんか人間くさいヤツだな。
でもそろそろイルルが爆発しそうなんだけど…。
「それは魔界の問題だろ!!魔界の問題をこっちの世界に持ち込むな!」
爆発した。
「もういいや、意外に下っ端みたいだから縛っといて。」
リーヴェがあっさり許可を出したので
ものの数分で、イルルが魔族を縛ってしまった。
「我々の世界ではごほうびです。」
なんかすごく喜んでるから
気持ち悪くなった。
魔族にも色々いるんだな…。
「でもここ数年は忠誠を誓わんヤツのほうが多いんや。」
ここ数年…?
もっと前は魔王に忠誠を誓うヤツも
それなりにいた、みたいな。
そんな言い方だ。
「人間界も荒れとるけど、魔界も荒れとるんや。」
「人間界が荒れてるのはオマエらのせいだろ!」
イルルが怒鳴った。
「こっちの荒れ方の比じゃないし。」
「くそが!盗人猛々しいとはこのことだ!コイツ殺してやる!」
イルルちゃんの導火線が短すぎる…。
「まだ必要な情報を聞いてないから永久に沈黙させちゃダメだ。」
リーヴェが必死でなだめている。
「人間も一緒やろ。政権が揺らいだら日和見するやろ。」
そのとおり。
なんか人間くさいヤツだな。
でもそろそろイルルが爆発しそうなんだけど…。
「それは魔界の問題だろ!!魔界の問題をこっちの世界に持ち込むな!」
爆発した。
「もういいや、意外に下っ端みたいだから縛っといて。」
リーヴェがあっさり許可を出したので
ものの数分で、イルルが魔族を縛ってしまった。
「我々の世界ではごほうびです。」
なんかすごく喜んでるから
気持ち悪くなった。