勇者34歳
「も、もしや、ナタ姫様では?」
ナタ姫?
ナターシャさんのことか?
「うむ。アヌークかね?」
「ナタ姫様!」
衛兵が敬礼する。
えっと。
話についていけないんだけど。
「ナターシャさんは南部の出身?」
とりあえずこの状況でわかる
最低限のことをリーヴェが聞く。
「うむ。そう言えば話してなかったかもしれんのぅ。」
そういえば
出身地なんて聞いたことがない。
「ナタ姫様、このかたがたは?」
「勇者と魔法使いとボクの後輩のサムライだよ。」
ナターシャさんが
俺らのことを衛兵に紹介している。
もう慣れたけど
勇者だって紹介されたときに
びっくりしたような
がっかりしたような
微妙な顔をされた。
「姫様って…貴族?」
今の王家には王子も王女もいなかったから
貴族の令嬢だろうか。
「当たらずとも遠からず、かのぅ。」
なんか、ナターシャさんの歯切れが悪いな…。
ナタ姫?
ナターシャさんのことか?
「うむ。アヌークかね?」
「ナタ姫様!」
衛兵が敬礼する。
えっと。
話についていけないんだけど。
「ナターシャさんは南部の出身?」
とりあえずこの状況でわかる
最低限のことをリーヴェが聞く。
「うむ。そう言えば話してなかったかもしれんのぅ。」
そういえば
出身地なんて聞いたことがない。
「ナタ姫様、このかたがたは?」
「勇者と魔法使いとボクの後輩のサムライだよ。」
ナターシャさんが
俺らのことを衛兵に紹介している。
もう慣れたけど
勇者だって紹介されたときに
びっくりしたような
がっかりしたような
微妙な顔をされた。
「姫様って…貴族?」
今の王家には王子も王女もいなかったから
貴族の令嬢だろうか。
「当たらずとも遠からず、かのぅ。」
なんか、ナターシャさんの歯切れが悪いな…。