勇者34歳
「全部聞いてたようじゃのぅ。」
ナターシャさんが俺を見て言った。
「自治区以外にはあまり出回ってないのじゃが、スナイパーライフルは使えるかね?」
使わせてもらえないことには
なんとも言えない。
名称から、遠距離用の銃くらいかなと
察することはできるけど。
「撒き餌にするつもりじゃが、後方で安全に目立ってほしくてのぅ。」
そんな無茶苦茶な…。
「それはボクも同じ。」
ナターシャさんが普通のため息をついた。
「前に出ようとしたら反対されてしまってのぅ。」
そりゃそうだ。
「ナタさんは治癒ができるから衛生兵でいいと思う。」
「ふむぅ。」
リーヴェに言われて
なんとなく
しょげているナターシャさん。
ナターシャさんに何かあったら
それこそ
イルルに殺されてしまう。
「当たり前だが、町の中にも山賊側の斥候がいる前提で動くべきだ。」
リーヴェが言った。
これだけ賑やかな町なら、いるだろうなぁ…。
「じゃあ準備にかかってもらえるかの。」
ナターシャさんの一言で
お偉いさんズが退室する。
「ぽこさんはスナイパーライフルの練習。」
ナターシャさんに獲物を渡される。
ズシリと重いスナイパーライフルは
嵐と波乱に満ちた作戦を
予想しているかのようだった。
ナターシャさんが俺を見て言った。
「自治区以外にはあまり出回ってないのじゃが、スナイパーライフルは使えるかね?」
使わせてもらえないことには
なんとも言えない。
名称から、遠距離用の銃くらいかなと
察することはできるけど。
「撒き餌にするつもりじゃが、後方で安全に目立ってほしくてのぅ。」
そんな無茶苦茶な…。
「それはボクも同じ。」
ナターシャさんが普通のため息をついた。
「前に出ようとしたら反対されてしまってのぅ。」
そりゃそうだ。
「ナタさんは治癒ができるから衛生兵でいいと思う。」
「ふむぅ。」
リーヴェに言われて
なんとなく
しょげているナターシャさん。
ナターシャさんに何かあったら
それこそ
イルルに殺されてしまう。
「当たり前だが、町の中にも山賊側の斥候がいる前提で動くべきだ。」
リーヴェが言った。
これだけ賑やかな町なら、いるだろうなぁ…。
「じゃあ準備にかかってもらえるかの。」
ナターシャさんの一言で
お偉いさんズが退室する。
「ぽこさんはスナイパーライフルの練習。」
ナターシャさんに獲物を渡される。
ズシリと重いスナイパーライフルは
嵐と波乱に満ちた作戦を
予想しているかのようだった。