勇者34歳
「なんか賑やかにやってるなぁ。」
デルフさんが
プラティナム軍に紛れ込んでいた。
意外と、普通の軍服が似合う。
「そういえば作戦会議のときどこに隠れてたんですか。」
「机の下。」
なんというか、
間違いなくイルルのサカヅキの兄だった。
行動の、子供っぽさが…。
デルフさんも銃が扱えるので
狙撃班で、かつ、ナターシャさんの護衛だ。
「天使の…レグナくんだっけ?イルルの場所を把握してるの。」
デルフさんが俺たちに確認する。
「そういえば連絡がないな…。」
レグナくんのことも心配になってきた。
『ぼくは生きてますよ。捕まってもいません。』
リーヴェの横に置いてあった機械が
レグナくんの声を届ける。
『イルルさんも見失ってません。ただ、山賊の頭領が近くにいて、あまり近くからは観察できないんです。』
なかなか厄介な状況だな。
「イルルは生きてる?」
『生きてるようには見えます。』
「レグナくんの現在地は?」
「山小屋の上空です。周りは…トラップだらけですね。」
「山小屋ね。ひとつしかないな。」
リーヴェが地図から場所を割り出した。
「きついだろうが、そのまま監視を頼む。」
『はいはい。』
それから、レグナくんは黙った。
デルフさんが
プラティナム軍に紛れ込んでいた。
意外と、普通の軍服が似合う。
「そういえば作戦会議のときどこに隠れてたんですか。」
「机の下。」
なんというか、
間違いなくイルルのサカヅキの兄だった。
行動の、子供っぽさが…。
デルフさんも銃が扱えるので
狙撃班で、かつ、ナターシャさんの護衛だ。
「天使の…レグナくんだっけ?イルルの場所を把握してるの。」
デルフさんが俺たちに確認する。
「そういえば連絡がないな…。」
レグナくんのことも心配になってきた。
『ぼくは生きてますよ。捕まってもいません。』
リーヴェの横に置いてあった機械が
レグナくんの声を届ける。
『イルルさんも見失ってません。ただ、山賊の頭領が近くにいて、あまり近くからは観察できないんです。』
なかなか厄介な状況だな。
「イルルは生きてる?」
『生きてるようには見えます。』
「レグナくんの現在地は?」
「山小屋の上空です。周りは…トラップだらけですね。」
「山小屋ね。ひとつしかないな。」
リーヴェが地図から場所を割り出した。
「きついだろうが、そのまま監視を頼む。」
『はいはい。』
それから、レグナくんは黙った。