勇者34歳
『そうですよ!ナニ言ってるんですかリーヴェさんあんなのでもイルルさんは仲間ですよ!ぼくに仲間を射ろって言うんですかアンタというヒトは!?』
レグナくんがリーヴェに抗議する。
どうでもいいけど、レグナくんは
イルルを一応仲間だと思ってたらしい。
「誰も射殺命令は出してない。弓に自信がないなら、ちょっと気絶させてくれればいいんだが。」
「リーヴェさん、多分意図が伝わってないよ。要はイルルを行動不能にして、そのへんに転がしてくれればいいんでしょう?」
「そうそう、できれば脚とかを射てくれたらありがたいんだけど。」
「攻撃されたと勘違いしてくれればいいわけだね。」
うわーイルルが知ったら
怒るんじゃないのか?
『…イルルさんを助けるためなんですよね?』
「うん。」
『本当に他の手はない?』
「いまのところは。」
『……わかりました。』
レグナくんが弓を構えた音がした。
『いっでぇえええ!』
イルルの声がした。
『ちょ、俺コイツらの仲間ちがっ…、』
ドサッ
何か倒れた音と
山賊たちの動揺した声が聞こえる。
とりあえず、声が聞こえたってことは
生きてるってことだ。
『イルルさん倒れました。眠り薬を仕込んだので。』
「ナイス。」
『人質をあっさり捨てましたね…。』
もしかしたら人質じゃなくて
仲間ではないにしろ
同類と思われていた可能性は
…後で話せばいいかな。
『後続の何人かに踏まれたようですが呼吸はしているようです。』
ナターシャさんは安心したようで、
大きく息を吐いた。
「スティール13番隊のステルス兵、イルル・シュバルツバウムを回収。」
はい?ステルス兵?
「ボクが昔遊びで作った。これを使うとかくれんぼは無敵でのぅ。」
「ステルスって透明になるアレ?」
「うむ。」
そんな伝説みたいなテクノロジーがあるとか
聞いてない!
「とりあえずそれは後で話すよ。まだ戦闘は終わってない。」
ナターシャさんのいうとおりなんだけど
なんだろう、なんなんだろう、
このもにょもにょ感。
レグナくんがリーヴェに抗議する。
どうでもいいけど、レグナくんは
イルルを一応仲間だと思ってたらしい。
「誰も射殺命令は出してない。弓に自信がないなら、ちょっと気絶させてくれればいいんだが。」
「リーヴェさん、多分意図が伝わってないよ。要はイルルを行動不能にして、そのへんに転がしてくれればいいんでしょう?」
「そうそう、できれば脚とかを射てくれたらありがたいんだけど。」
「攻撃されたと勘違いしてくれればいいわけだね。」
うわーイルルが知ったら
怒るんじゃないのか?
『…イルルさんを助けるためなんですよね?』
「うん。」
『本当に他の手はない?』
「いまのところは。」
『……わかりました。』
レグナくんが弓を構えた音がした。
『いっでぇえええ!』
イルルの声がした。
『ちょ、俺コイツらの仲間ちがっ…、』
ドサッ
何か倒れた音と
山賊たちの動揺した声が聞こえる。
とりあえず、声が聞こえたってことは
生きてるってことだ。
『イルルさん倒れました。眠り薬を仕込んだので。』
「ナイス。」
『人質をあっさり捨てましたね…。』
もしかしたら人質じゃなくて
仲間ではないにしろ
同類と思われていた可能性は
…後で話せばいいかな。
『後続の何人かに踏まれたようですが呼吸はしているようです。』
ナターシャさんは安心したようで、
大きく息を吐いた。
「スティール13番隊のステルス兵、イルル・シュバルツバウムを回収。」
はい?ステルス兵?
「ボクが昔遊びで作った。これを使うとかくれんぼは無敵でのぅ。」
「ステルスって透明になるアレ?」
「うむ。」
そんな伝説みたいなテクノロジーがあるとか
聞いてない!
「とりあえずそれは後で話すよ。まだ戦闘は終わってない。」
ナターシャさんのいうとおりなんだけど
なんだろう、なんなんだろう、
このもにょもにょ感。