勇者34歳
ツキヨさんには悪いが
俺たちは晩飯を食ってから
宿屋に帰ることにした。

必要経費は国が出してくれるとはいえ
元々は俺たちが納めた血税だ。

遠慮なく使うとしよう。



「たこわさ」
「オムライス」
「ジンジャーエール」

「お客様、申し訳ございませんがたこわさは本日はきれておりまして」

なんで俺が頼んだものだけないんだ…。

不満しかなかったが
料理はうまかったので
良しとする。



しかし

今日は人生最悪の厄日だ。

もう宿屋で眠って忘れてしまおう。
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