勇者34歳
◆井戸端ネットワークはバカにできない
宿屋に戻ると
ツキヨさんがドヤ顔で
俺たちに話しかけてきた。
「ぽこぽんさん、鉱山に魔族が出て金属や貴金属が値上がりしてるわよ!」
どこで知ったんだろう…。
俺たちがポカーンと
間抜けな顔を晒していても
ツキヨさんは
気にせず続きを話す。
「鉱山で魔物でも退治してくれば飛行車借りれるんじゃない?」
それはごもっともだが
何故飛行車が借りれなかったのが
筒抜けなのか?
ツキヨさんは
俺の不審そうな顔を見た。
「だって八百屋の奥様に聞いたもの。」
あのメイン八百屋に嫁がいたとか
超展開す…ぎる…と言うほどのものでもないか。
しかし驚くべきは井戸端会議ならぬ
井戸端ネットワークだな。
この手の情報収集は俺とリーヴェ、
人見知りが激しいイルルには
無理な領域だ。
亀の甲より年の功を地で行くツキヨさんに
こっそりと敬意を表した。
ツキヨさんがドヤ顔で
俺たちに話しかけてきた。
「ぽこぽんさん、鉱山に魔族が出て金属や貴金属が値上がりしてるわよ!」
どこで知ったんだろう…。
俺たちがポカーンと
間抜けな顔を晒していても
ツキヨさんは
気にせず続きを話す。
「鉱山で魔物でも退治してくれば飛行車借りれるんじゃない?」
それはごもっともだが
何故飛行車が借りれなかったのが
筒抜けなのか?
ツキヨさんは
俺の不審そうな顔を見た。
「だって八百屋の奥様に聞いたもの。」
あのメイン八百屋に嫁がいたとか
超展開す…ぎる…と言うほどのものでもないか。
しかし驚くべきは井戸端会議ならぬ
井戸端ネットワークだな。
この手の情報収集は俺とリーヴェ、
人見知りが激しいイルルには
無理な領域だ。
亀の甲より年の功を地で行くツキヨさんに
こっそりと敬意を表した。