勇者34歳
最近増えた人…、というより
最近赴任してきた教師を調べに行くことにしたが。
「勇者さん。」
ちょっと目立つヤツに絡まれてしまう。
「ラウザか。オカ研で収穫はあったか?」
「うん。」
えっ?!あったの?
想定外すぎるんだけど…。
「僕がオカ研に行ってたのを把握してるとは思わなかったけど。」
「密偵部にバッチリ把握されてるけどな。ソースは密偵部の調書。」
「そんな部活あるのか。世界は広いな。」
そんなことで世界の広さを実感されても…。
「で、収穫は?」
「ここから共同戦線って条件付きでよろ。」
ちゃっかりしてやがる。
ラウザにとっては仕事だし、能力も貴重だ。
だがしかし。
「勝手にヒトの友人が用意した服を着ていったくせに厚かましい…。」
盗人猛々しいとはまさにこのことか。
ラウザのせいでイルルかレグナくんに
男子の制服が回らなかった気しかしないんだが。
「細かいことは気にするな。勇者のくせにケチだな。」
「オイマテその罵倒はわけがわからない。」
勇者は人格者じゃないといけないのか?
「で、収穫なんだけど、教師の居住区から学生寮付近にただならぬ魔力が検知されたみたいだな。」
学生のオカルト研究部ってそんなに本格的なのか?
俺は絶句する。
「たまに本物が混ざってるから。」
本物、ねぇ?
「教師の居住区に行こう。」
ラウザはすたすたと歩いていく。
「待てよ、ていうかお前が仕切るな!」
少しイラつきながらも
ラウザと一緒に教師の居住区に行くことになった。
大丈夫、だよな?
最近赴任してきた教師を調べに行くことにしたが。
「勇者さん。」
ちょっと目立つヤツに絡まれてしまう。
「ラウザか。オカ研で収穫はあったか?」
「うん。」
えっ?!あったの?
想定外すぎるんだけど…。
「僕がオカ研に行ってたのを把握してるとは思わなかったけど。」
「密偵部にバッチリ把握されてるけどな。ソースは密偵部の調書。」
「そんな部活あるのか。世界は広いな。」
そんなことで世界の広さを実感されても…。
「で、収穫は?」
「ここから共同戦線って条件付きでよろ。」
ちゃっかりしてやがる。
ラウザにとっては仕事だし、能力も貴重だ。
だがしかし。
「勝手にヒトの友人が用意した服を着ていったくせに厚かましい…。」
盗人猛々しいとはまさにこのことか。
ラウザのせいでイルルかレグナくんに
男子の制服が回らなかった気しかしないんだが。
「細かいことは気にするな。勇者のくせにケチだな。」
「オイマテその罵倒はわけがわからない。」
勇者は人格者じゃないといけないのか?
「で、収穫なんだけど、教師の居住区から学生寮付近にただならぬ魔力が検知されたみたいだな。」
学生のオカルト研究部ってそんなに本格的なのか?
俺は絶句する。
「たまに本物が混ざってるから。」
本物、ねぇ?
「教師の居住区に行こう。」
ラウザはすたすたと歩いていく。
「待てよ、ていうかお前が仕切るな!」
少しイラつきながらも
ラウザと一緒に教師の居住区に行くことになった。
大丈夫、だよな?