勇者34歳
◆資料に埋もれた…
イルルの手当てが終わったので医務室を出た。
ナターシャさんとレグナくんは
また聞き込みだ。
「若返りを引き起こした犯人を無力化できたら僕たちもトロンコロンの人たちも元に戻れると思うし。」
ナターシャさんはそう言った。
イルルとリーヴェの2人組と一緒に図書室に入る。
図書室と言うべきか、資料室と言うべきか。
静かだった。
本のページをめくる、かすかな音しか聞こえてこない。
リーヴェは魔法関係の棚に行った。
イルルは呪い関係の棚に行く。
どっちから調べればいいんだ…?
俺はイルルを追い、囁き声で聞いた。
「呪いなのか?」
「医者は呪いと言ってたような。それか魔法かの、どっちかだと思うが。いずれにせよ、俺は呪い関係のほうが得意だし。」
「なんでそんなもの得意なんだ。」
「小等科のときに色々と。」
…得意と言うのであればイルルに任せておけばいいのかもしれない。
そう考えた結果、俺は魔法関係の棚を調べることにした。
ナターシャさんとレグナくんは
また聞き込みだ。
「若返りを引き起こした犯人を無力化できたら僕たちもトロンコロンの人たちも元に戻れると思うし。」
ナターシャさんはそう言った。
イルルとリーヴェの2人組と一緒に図書室に入る。
図書室と言うべきか、資料室と言うべきか。
静かだった。
本のページをめくる、かすかな音しか聞こえてこない。
リーヴェは魔法関係の棚に行った。
イルルは呪い関係の棚に行く。
どっちから調べればいいんだ…?
俺はイルルを追い、囁き声で聞いた。
「呪いなのか?」
「医者は呪いと言ってたような。それか魔法かの、どっちかだと思うが。いずれにせよ、俺は呪い関係のほうが得意だし。」
「なんでそんなもの得意なんだ。」
「小等科のときに色々と。」
…得意と言うのであればイルルに任せておけばいいのかもしれない。
そう考えた結果、俺は魔法関係の棚を調べることにした。