勇者34歳
俺が本と戦っている間に、
机には本の山ができていた。
イルルは行儀悪く机に座り、
リーヴェは普通に椅子に座って
本を読んでいる。
魔法は専門外だが
俺もなんとなくわかってきた。
『時』だの『時間』だの
俺からすると
何が何だかよくわからないものは
魔力を回復するために極稀に
盗まれることがあるらしい。
滅多に起こらないのは
それをできるだけの魔力の持ち主なんて
そのへんに転がっているわけがないから、だそうた。
「ラウザは当たりだったかもな…。」
で、犯人を倒さずに
『時』を取り戻す方法は
見つかっていないらしい。
…その理屈なら
魔力で解決できそうなものだがな。
机には本の山ができていた。
イルルは行儀悪く机に座り、
リーヴェは普通に椅子に座って
本を読んでいる。
魔法は専門外だが
俺もなんとなくわかってきた。
『時』だの『時間』だの
俺からすると
何が何だかよくわからないものは
魔力を回復するために極稀に
盗まれることがあるらしい。
滅多に起こらないのは
それをできるだけの魔力の持ち主なんて
そのへんに転がっているわけがないから、だそうた。
「ラウザは当たりだったかもな…。」
で、犯人を倒さずに
『時』を取り戻す方法は
見つかっていないらしい。
…その理屈なら
魔力で解決できそうなものだがな。