勇者34歳
鉱山に近づくと

羽や尻尾がはえている魔族が
地味な手作業で採掘をしている。

魔法でどーんとか、
できないんだろうな…。

しかし、人数が多い。

こいつら全員しばいてたら
こっちが死にかねない。

ふと仲間の様子を見ると

イルルが刀を上段に構え
魔族その1の背後から斬りかかろうとしていた。

うわっ!誰かこのバカを止めろ!

と、考えるのも虚しく
魔族その1が昏倒する。

イルルは手早く魔族を4人くらい倒した。

「イルル…、作戦会議も何もなくいきなりこれはないだろ…。」

「いいじゃねぇか。さ、服を剥ぐぞ!」

ちょ、おま、仮にも勇者御一行が追い剥ぎとか…!
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