勇者34歳
レグナくんを発見したので、
次にナターシャさんを探す。
ナターシャさんも
人に囲まれてニコニコしていた。
近付いたら
俺が目立ちそうだと思って
遠目で見守るだけにする。
あれ、やってて疲れないのかな。
…俺には真似できないや。
そう思って、学校を出ようかと迷う。
イルルにはナターシャさんを頼むと言われたし、どうしよう。
出口がないうえに
実のない自問自答をしていると
突然、背筋が寒くなった。
風邪でも引いたかな。
何となく、天井のほうを見上げる。
女性が1人、下を見下ろしている。
あれ、なんか見覚えがある。
俺は
信じられないような美女とすれ違っても
しばらくしたら忘れてしまうのだが
今俺の視界を占領している美女のことは
はっきりと覚えていた。
彼女から謎のプレッシャーを感じる。
俺が固まっていると、彼女と視線が合った。
彼女は微笑み
それは夢のように美しく見えるのに
何がどうとは具体的に言い表せないけど
ひたすら不吉に見えた。
疲れてるのかな…。
俺は視線を逸らし、盛大にため息を吐いた。
次にナターシャさんを探す。
ナターシャさんも
人に囲まれてニコニコしていた。
近付いたら
俺が目立ちそうだと思って
遠目で見守るだけにする。
あれ、やってて疲れないのかな。
…俺には真似できないや。
そう思って、学校を出ようかと迷う。
イルルにはナターシャさんを頼むと言われたし、どうしよう。
出口がないうえに
実のない自問自答をしていると
突然、背筋が寒くなった。
風邪でも引いたかな。
何となく、天井のほうを見上げる。
女性が1人、下を見下ろしている。
あれ、なんか見覚えがある。
俺は
信じられないような美女とすれ違っても
しばらくしたら忘れてしまうのだが
今俺の視界を占領している美女のことは
はっきりと覚えていた。
彼女から謎のプレッシャーを感じる。
俺が固まっていると、彼女と視線が合った。
彼女は微笑み
それは夢のように美しく見えるのに
何がどうとは具体的に言い表せないけど
ひたすら不吉に見えた。
疲れてるのかな…。
俺は視線を逸らし、盛大にため息を吐いた。