勇者34歳
ぽこさん!

突然聞き慣れた声で叫ばれた。

気がつくとレグナくんが翼を出し
俺の顔の斜め上に飛び出していた。

パリーン

何かが割れる音がした。

レグナくんが張った守護の結界に
鉢植えがぶつかって砕けるのが見えた。

うわ、危ねぇ。

俺はさっき
女性が立っていたところを見たけど
今は誰もいなかった。

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