勇者34歳
「それはよくないかもね、町の自警団が出てきても鉱山の奪還に失敗してるからコノザマなわけで。」

井戸端ネットワークでそんな情報も掴んでいるらしい。

ツキヨさんは
ほっとく気はないようだが
既にバテバテだ。

やっぱ61歳に徒歩の旅は無理そうだな…。

「お、これじゃね?」

少し黒っぽい鉱物を見つけた。
イルルが掘り起こす。

イルルは鉱物を荷物袋に放り込み、
俺たちはその場を離れようとした。
< 32 / 353 >

この作品をシェア

pagetop