勇者34歳
「手荒に行くしかないな。」

イルルがそう言って刀を抜いた。

「首と胴が永遠に別れてもいいなら鉱山の占領を続ければいい。」

イルルは刀を上段に構える。

「安心しろ、後で手下も冥土に送ってやる。」

「えっ?あれだけの人数を首ちょんぱするの無理やろ?」

普通に魔族のボスからつっこまれるという想定外の事態。

うわ、どうしよう…。
落ち着け俺…!
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