勇者34歳
俺は声がした方を見ると

目をキラキラさせて
俺を見上げる子供がいた。

そうだよな…。

コイツから見たら俺はおじさんだよな…。

俺は適当に笑顔を返し

「いやいや、大したことはないよ。」

とか言いながら
他に練習してるヤツらの点数を見る。

わざわざ町中の訓練場に来るくらいだから
点数はそんなに高くない。
それが現実だよな。

俺は
金を払った時間分は練習することにした。

延々と
弾を詰めて
撃つ訓練を続ける。
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