愛しい人へ【短編】
【4】

キミがいなくなる時

≫≫≫≫≫



4月下旬‐‐‐‐‐





「え!?緑GW遊べないの!?」




学校の教室でつい叫んじゃった私。






「ごめんなぁ!ばぁちゃん家行くだよぉ!」





ぇえー!楽しみにしてたのにぃ!



ムスーって顔してる私の頭にポンって手を叩いて





「ばぁちゃん家結構大変でさ。お前も連れてってやりてぇんだけどな…ごめんな?」





ぅん。分かるよ。って心で思ってても顔に出ちゃう私が嫌い。






‐‐‐‐‐GW





『行ってくるな!帰ってきたらたくさんキスするで!
ずっと一緒にいような!』



馬鹿………



キスするなんて送んないでよ。



恥ずかしいじゃん。
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