[短]一輪の花
「あたしね、入院して一年ぐらいなんだ
一年前は彼が居て、その朔良が言ったようなことを言ってあたしに告白してきたんだあ、」
その時の由里の顔はホントに幸せそうだった
「その時はホント幸せで胸いっぱいだったよ」
そして一瞬由里は表情を曇らせた
「入院してからもお見舞いに来たりしてくれたけど日に日にその回数が減っていって今は0、
だから朔良はちゃんとした彼氏になるんだよ、一生愛せる人にこの花をプレゼントしてね。」
俺はコクリと頷いた
「あ、彼女できたらちゃんと報告してねっ」
そう言って彼女は微笑んだ
"一生愛せる人"
そんなやつは、いつになったらできるのだろうか
そんな先のことは考えも出来ないな
俺は一つため息をつく
****おしまい
一年前は彼が居て、その朔良が言ったようなことを言ってあたしに告白してきたんだあ、」
その時の由里の顔はホントに幸せそうだった
「その時はホント幸せで胸いっぱいだったよ」
そして一瞬由里は表情を曇らせた
「入院してからもお見舞いに来たりしてくれたけど日に日にその回数が減っていって今は0、
だから朔良はちゃんとした彼氏になるんだよ、一生愛せる人にこの花をプレゼントしてね。」
俺はコクリと頷いた
「あ、彼女できたらちゃんと報告してねっ」
そう言って彼女は微笑んだ
"一生愛せる人"
そんなやつは、いつになったらできるのだろうか
そんな先のことは考えも出来ないな
俺は一つため息をつく
****おしまい