♡祐雫の初恋♡
運命的な出逢い
避暑地
桜河祐雫(さくらかわゆうな)は、白百合女学院高等学校の二年生。
祖父は、桜河電機の会長で、父は、桜河電機の取締役社長。
祐雫は、桜山から湧きでる水が桜池へと注いで、桜川の源流となり、
ゆるやかに海へと流れ出る広大で肥沃な土地を有している
お屋敷の令嬢として、何不自由なく暮らしている。
母・祐里は、お屋敷の桜の樹を崇めて、暮らしていた。
幼い頃より、その母の姿を見て育った祐雫も、
桜の樹を大切にしている。
勉強好きで、聡明な祐雫の将来の夢は、桜河電機の社長になること。
双子の兄である優祐よりも成績のよい祐雫は、社長に相応しいのは、
自分であると常々思っている。