♡祐雫の初恋♡

 稲光が慶志朗の瞳に反射して、雷鳴が轟いた瞬間……


 祐雫は、思わず瞳を閉じる。



 その時、慶志朗の唇が、祐雫の唇に触れる。



 そのまま長い時間、二人は、唇を合わせていた。





 祐雫は、慶志朗の背中に腕を回し、祐雫の全てを慶志朗に預ける。





 その瞬間から、雷鳴も祐雫の心臓の音も、

 全ての音が掻き消えて、

 祐雫は、湖の底に横たわったような気分に浸る。











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