♡祐雫の初恋♡


「太陽が真上に来たから、そろそろお昼ですね。

 婆さまがお昼の支度をしてお待ち兼ねでしょう。

 さぁ、行きましょう」


 慶志朗は、階段へと続く扉を開けた。




 祐雫は、青空を振り仰ぐ。



 雨雲が去った空には、

 真夏の陽射しが戻り、紺碧の空が広がっていた。



 祐雫は、紺碧の空に慶志朗への想いを預けた。

















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