Shine*テニス部のあなたに恋をした
愛ちゃんがテル先輩に手紙を渡してるところを見てから3日後。
いつもの4人と一緒にいつものように図書室にいると、あのときと一緒で、図書室の外に3年の男子がたくさんいた。
嫌な予感が脳裏をかすめる。
だけど、その嫌な予感は的中してしまった。
―図書室にテル先輩が入ってきた。
そしてまっすぐにあたしのところにきて、
「わかれよ」
そういった。
あたしは頭が真っ白になって、
なにも考えられなくて、
たぶんひどい顔で、
だけどあたしは、
「はい」
ただそれだけしか言えなかった。