Shine*テニス部のあなたに恋をした
: 見ているだけの日々
あれから、あなたをみているだけの日々が過ぎていった。
だけど想いはどんどんと大きくなっていくばかりだった。
あなたとすれ違うときに名札を見たら、
“矢崎”とかかれてあった。
そして名前の隣に学校名が書かれてあるんだけど、
その学校名の色が3年の色だった。
3年の矢崎先輩。
名前を知れただけでも嬉しい。
そんな感覚は初めてだった。
遠くから見つめるだけ。
たったそれだけでも満足だった。