Shine*テニス部のあなたに恋をした
あたしがぽけーっとしてるうちに矢崎先輩はどんどん人の上にのぼっていく。
矢崎先輩はてっぺんで止まって、矢崎先輩の下にいる人たちが立っていった。
わぁ…。超高い…。
あの塔、余裕で3メートルはいってるよ…。
あたしだけじゃなくて、みんな5段の塔に注目していた。
そして、ついに…矢崎先輩が立とうとしていた。
がんばって…、矢崎先輩…。
あたしは心のなかで応援して、無意識のうちに手を祈るように握っていた。
矢崎先輩が徐々に腰をあげていく。
ついに…たった!!
みんなからは大きな拍手と「おぉ!!」っていう歓声。
すごい感動~…。
なんて思っていると矢崎先輩は腰をおろして、矢崎先輩の下にいる人たちも徐々に腰をおろしていった。
…けど、腰をおろすタイミングがあわなかてぼろぼろと塔は崩れていった。