奏でる場所~SecretMelody~
―キーンコーンカーンコーン…


「おい、早く席に着けー!授業始めるぞ!!」



宙と話てから、机でぼーっとしていた、自分。



宙は机に突っ伏したままだった。



そして、授業が始まると陽輝が急に話かけてくる。



「なぁ、奏?なんか最近宙の様子がおかしくない?奏、何かしらん?」



!!陽輝も気づいていたのか!



「やっぱり陽輝もそう思うよな!?



実は奏もおかしいと思って宙に聞いたんだけど、何も無いって…」



「そうなん…。ちょっとおかしいよな…。」



「だよな。拓斗と颯はサッカーとバスケの試合があるみたいだし…



「奏達で何とかするか…」



「でも、どーやって?」




そーいっていると、宙が急に顔を上げ、紙をグシャっと丸めて、鞄の中に入れた。



それも、ひきつった表情で。



「あれだ!!」
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