奏でる場所~SecretMelody~
俺らが、拓斗の元に向かうと、もう拓斗は歩けない状態に。



「拓斗…無理しすぎや。」




「へっ…。宙との約束だしな。つか…立てねーんだけど。」




「はぁー…」



もう、呆れるわ。



俺はため息をつきながら拓斗に肩を貸して、サッカー部の監督に



「こいつ病院に連れていきます!!」



と言い残し、保健室に向かった。



「先生!病院に連れていって!」



ーーーーーーーーー



「これは…無理しすぎてヒビが入っていますねー
…。」



病院に着いた俺達は、拓斗の診察にたちあった。



まじか!?



まさかのヒビ!!



ようこんな状態で走り続けたわ。



「拓斗…お前ようこんな状態で走ってたな…」



「ほんとにな。宙のために無茶し過ぎだろ!!」



「あはは…だって走ってるとき痛み感じなくてさーっw」



…おい。



でも、それだけ今日の試合にかけてたって事か……



よかったな、宙。



こんないいやつが側で守ってくれて。



お前は幸せものや。
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