奏でる場所~SecretMelody~
―――――――――――


シューーー…。



お、吸入終わった♪


ナースコールっと…。



ピリリーッ…



『どーされました?』



「あ、吸入終わったら言えって言われたんで。」



『あ、すぐ向かいますね。』



はぁ…。



横では、宙がぐっすり寝ている。



なんか、口をもごもごさせたり、ニコっと笑ったり。



いい夢見てるんやなw



―――ガラッ



宮原さんが入ってきて、テキパキと行動に移す。



「陽輝くん、検査行くよー!歩ける?」



「あ、はい!」



よいっしょっと。



…いっ…!?



ん?なんや、今、何か、胸がズキッとしたような…。



気のせいか?



…まぁ、いっか。



俺は宮原さんに着いていき、診察室に来た。



コンコン



「先生。陽輝くん連れてきました。」



「おっ!やっと来たか。はい、ココ座って。」



パッと先生のデスクの上を見ると、俺の過去の診断書が大量にあった。



俺は、ゆっくり椅子に座る。



と、それと同時に先生の態度が急変した。











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