奏でる場所~SecretMelody~
暇、暇、暇やなぁ~♪


お、これ、曲作れるかも!



気分よく歌を作っている、その瞬間、病室の扉が勢いよく開いた。



「「陽輝!!」」



おわっ!!



って。




拓斗!?奏!?




「2人とも、よー分かったなぁー!!」



「馬鹿。先生に聞いたんだよ。で、体、大丈夫なのか?」



…あ、ここ、病院だから、あたりまえか。



「さっすが拓斗!!んーまぁ…肺炎になってるらしいけど。」



「は?まじ?…て事は、しばらくは入院か?」



「…うん、そーやな…。喘息もあるし、結構長くなると思うわ。」



「そっか。まぁ、心配すんな!宙もいるし、ちゃんと見舞いにくるから!」



「おぅ!ありがとう!!」



拓斗と盛り上がっているので、少しぼっち状態の奏。



「…奏も来てや?待ってるからな?」



「うん!もちろん!!」



…ふっ。



なんか、久々に奏の本物の笑顔見れた気がするな…。



…奏の笑顔大好きや。



「ところで、光山どうしたん?」



宙の見舞いくるとかで、俺倒れてしまったけど…ちゃんと会えたんか?



「それが…。」



なぜか、奏が言葉を濁す。



???



どーしたんや?










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