奏でる場所~SecretMelody~
「ふぅー。ちょっと疲れたねー…お茶でもする?」



「うん!!」



俺達は近くのカフェに入り、腰を下ろした。



「はー…疲れたねー…。」



「だなー…」



だされた紅茶を口に運びながら俺は奏ちゃんに目を移す。



「?立花?奏の顔に何かついているか?」



「え?ううん、違うよ。」



俺は思い切って奏ちゃんに聞いてみる事にした。



「奏ちゃん…。俺の事どう思ってる?」



「えっ…?」



奏ちゃんは驚いたように目を見開く。



明らかに困惑した表情。



「ごめん、なんでもねぇ。今の事忘れて。」



「…う…うん?」



やっぱり駄目だなー…俺。



その後、奏ちゃんの希望で楽器店を訪れた。



奏ちゃんが買いたいものがあるというので俺は外で待っていることにした。
< 193 / 233 >

この作品をシェア

pagetop