奏でる場所~SecretMelody~
奏が帰り、そろそろ診察の時間だ。



「陽輝くーん!診察よー!!」



宮原さんがむかえに来る。




「はーい…。」



――コンコンッ



「本田先生、陽輝くんですー!」



「はいよー。」



ガラッ!!



「んじゃ、いつも通り聴診から行くでー…。」



――――――



一通り診査が終わり先生からの結果の報告。



「えーっと…喘鳴ちょっと聞こえてるから発作でるかもな。



注意しとけ。



んでー…宮原さん、吸入の準備よろしく。」




「はい!!」



宮原さんは準備をするため、診察室えお出て行った。



すると、先生が話しだす。



「どうや、昨日の事…。考えてみたか?」



「う…ん…。もうちょっと…待って…欲しい。」



「…分かった。」



そして、俺は診察室を出る。




――――提案…か…。




―――――――――――――――――



「陽輝…提案があるんや。今すぐにとは言わん。けど…できるだけはやく…



大阪に…帰ろう。」



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