奏でる場所~SecretMelody~
――――――――――


「宙!!そーらっ!そらってば!!」



「何よー奏。」



「どこ、行くつもりっ?」



宙は、昼ごろに、立花達を集めた後、急に奏らをつれて、“どこか”に向かった。



「はーい!到着~」



…!?



ここって…。



奏が絶句していると横でに居た立花と坂下が声を合わせる。



「「陽輝の病院?」」



「そーだよー!」



…なんで?



宙、なんでだ。



奏が傷ついたのしってるのに…。



何、考えてるの…宙?



どーして…。



「嫌…行きたくない…。今は…会えないよ…」



また、涙がこぼれそうになる。



「大丈夫だよ…。」



強く、でもどこか寂しそうに宙は言った。



立花達は奏の心情を察したようで



「それは…ちょっと…アレじゃないか…?」



などと言ってくれた。



だけど、宙は譲らない。



「…っ。とにかく…行くよ!!」



しぶしぶ後ろをついていく。



そして、ついに陽輝の病室の前。



宙はノックもせずにいきなり扉をあけた。



ちょ…いきなり…



って、あれ?



「「「え…?」」」



宙以外3人の声が重なる。



どー…して…?



何で、陽輝が…



居ないんだ…??



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