奏でる場所~SecretMelody~
~陽輝side~
「ゼェ…ゼェ…ハァハァハァ…」
これは完全にやってもうたわ…。
久しぶりの喘息の発作。
そう。
俺は小さい頃からかなり重症の発作持ち。
だから中学の時は帰宅部。
体育は出来る範囲が決まっている。
もちろん、サッカー、バスケなどゲームは禁止。
すっかり忘れとった。
「ゲホッゲホッ!ゼェ…ゲホッゴホッ…」
やばい…。
苦しくって立ってられへん…。
俺を見て心配している宙は全部事情を知っている。
「ハルくん!!大丈夫!?また発作…!吸入器はどこ!?」
「俺…ゲホゲホッ…の…カバン…」
「教室…!?わかった!颯くん、拓斗!ハルくんの鞄取ってきて!」
俺の姿を見てボー然とする2人に声をかける。
2人はハッとした表情に変わり急いで校舎に向かった。
――――――
しばらくすると鞄を持った2人が走ってきた。
宙は鞄を受け取ると吸入器の場所を元から知っていたかのように素早くとりだし、俺に差し出した。
「ゲホゲホッ!…ありが…と。」
スー…ゲホゲホッ!…ハー…スーハー…ゲホッ
だいぶ楽になったな…。
「ゼェ…ゼェ…ハァハァハァ…」
これは完全にやってもうたわ…。
久しぶりの喘息の発作。
そう。
俺は小さい頃からかなり重症の発作持ち。
だから中学の時は帰宅部。
体育は出来る範囲が決まっている。
もちろん、サッカー、バスケなどゲームは禁止。
すっかり忘れとった。
「ゲホッゲホッ!ゼェ…ゲホッゴホッ…」
やばい…。
苦しくって立ってられへん…。
俺を見て心配している宙は全部事情を知っている。
「ハルくん!!大丈夫!?また発作…!吸入器はどこ!?」
「俺…ゲホゲホッ…の…カバン…」
「教室…!?わかった!颯くん、拓斗!ハルくんの鞄取ってきて!」
俺の姿を見てボー然とする2人に声をかける。
2人はハッとした表情に変わり急いで校舎に向かった。
――――――
しばらくすると鞄を持った2人が走ってきた。
宙は鞄を受け取ると吸入器の場所を元から知っていたかのように素早くとりだし、俺に差し出した。
「ゲホゲホッ!…ありが…と。」
スー…ゲホゲホッ!…ハー…スーハー…ゲホッ
だいぶ楽になったな…。