奏でる場所~SecretMelody~
「先生、用意出来ました。」



「おー、ありがとう!さ、陽輝。やるで~ww。腕出して。」



「先生、失敗せんといてや!」



「お前、俺の事ナメてるやろww



俺、どんなけ点滴上手いと思ってんねん!世界選手権出れるわ!」



…点滴グランプリってか?笑



って痛っっ!!



急にやりやがった!?



「先生、急すぎッ!」



「え?だって早よしな陽輝逃げるやろ?笑」



う…。御尤も。



「じゃ、20分ぐらいで終わるから、ここのベットで大人しく寝とけ!」



「はーい…。」



カーテンを開け、ベットに横になるとだんだん眠く…。



俺は静かに眠りについた。



―――――――――



「先生。陽輝くん眠ったみたいです。」



「そうか。よかった。



ところで宮原。この検査結果見てくれへん?」



「あ、はい。この間の陽輝くんの結果ですよね。」



「ああ。こいつ今、肺炎になりかけてんねん。次発作起こしたら確実に入院や…。」



「…そうですね。」



――――――――――
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