奏でる場所~SecretMelody~
ぴたりと止まったピアノの音。
昨日と同じく真っ暗で辺りは見えないが、少女の声はハッキリと聞こえる。
「え…えーと…ふふふ、不審な人とかそんなんじゃなくてその…
たまたまピアノの音が聞こえて来てみたみたいな…
…はい。」
って俺こんなことゆーたら余計怪しい人やん!?
あーもー、初めての印象悪すぎるやろ…。
「フフッ、面白い方ですね。」
うわー何かもう、上品です!って言われた気分。
絶対年上やろ…。
って事で、敬語やな。
「この曲、知ってる?」
「…知らないですけど…綺麗な曲ですね。」
「この曲はね、お母さんに教わったんですよ。」
…何でやろ?
悲しそうな声。
「お母さん、ピアノの先生でもしているの?」
「ううん。ピアニストだったの…昔。」
ピアニスト…。
だからこの人もピアノ上手いんか…。
「私はね、バイオリンの…あ、ゴメンなさい!
人の事なんて聞いても面白くなかったよね…」
「いや!話続けてくださっていいですよ?」
「え?じゃあ、明日も来てくれますか?
私、一人で寂しいから…」
「もちろん!もー友達ですし。」
「ありがとう!続きは明日…おやすみなさい!」
「はい!おやすみなさい!」
――ギィー…
重たい扉を開き、“音楽室”を後にした。
ってか男子と全然友達になって無いって、俺。
まぁ、いつか一杯なるやろうし、いっか。
さっきの人の話、続き気になるわー。
早く明日にならんかなー♪
昨日と同じく真っ暗で辺りは見えないが、少女の声はハッキリと聞こえる。
「え…えーと…ふふふ、不審な人とかそんなんじゃなくてその…
たまたまピアノの音が聞こえて来てみたみたいな…
…はい。」
って俺こんなことゆーたら余計怪しい人やん!?
あーもー、初めての印象悪すぎるやろ…。
「フフッ、面白い方ですね。」
うわー何かもう、上品です!って言われた気分。
絶対年上やろ…。
って事で、敬語やな。
「この曲、知ってる?」
「…知らないですけど…綺麗な曲ですね。」
「この曲はね、お母さんに教わったんですよ。」
…何でやろ?
悲しそうな声。
「お母さん、ピアノの先生でもしているの?」
「ううん。ピアニストだったの…昔。」
ピアニスト…。
だからこの人もピアノ上手いんか…。
「私はね、バイオリンの…あ、ゴメンなさい!
人の事なんて聞いても面白くなかったよね…」
「いや!話続けてくださっていいですよ?」
「え?じゃあ、明日も来てくれますか?
私、一人で寂しいから…」
「もちろん!もー友達ですし。」
「ありがとう!続きは明日…おやすみなさい!」
「はい!おやすみなさい!」
――ギィー…
重たい扉を開き、“音楽室”を後にした。
ってか男子と全然友達になって無いって、俺。
まぁ、いつか一杯なるやろうし、いっか。
さっきの人の話、続き気になるわー。
早く明日にならんかなー♪