奏でる場所~SecretMelody~
俺は1人ニヤニヤしながら自分の部屋に戻る。



「ただいまー」



「お帰りー…。どこ行ってたんだ?」



部屋に入ると、寝る支度を済ませた拓斗と颯がトランプを片手にコッチを振りむいた。



んーババ抜き中やな。



「ちょっと友達の所に。」



「友達、もー出来たのか?」



「ん。」



…女子のやけど。



ってかあの人って何年?もしくは音楽室の先生とか?笑



明日聞いてみよっかな?



「颯達は宙と奏達の所に行ってたん?」



「あぁ。



でも、米原いなくて、カップルの邪魔しちゃ悪いと思ったから俺はすぐに帰ったけどな。」



奏また友達の所に行ったんやな。



友達一杯おっていいなー。



「米原どこ行ってたんだろな?」



「ん?奏は友達のとこ遊びに行ってたんやと思うで。」



「…へぇー。ってか、いつのまに奏って呼び捨てになったの?」



「えーと…昨日かな?



奏に『奏って呼んで』言われたから。」



「あっそ。」



…なんや?



なんで怖い顔してるん、颯。



に変わって拓斗はホンマ興味無さそうやな…



って当たり前か。
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